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今宵も、ビールとウィスキーと東京ヤクルトスワローズ

【試合結果】5/6 阪神戦4-2◯ 主力離脱の危機も若手が結果を出す

12連戦最後のカードとなる阪神戦。試合前に悲報が飛び込んできました。スワローズの絶対的守護神の石山投手が、コンディション不良のため登録抹消とのこと。

リードオフマンの坂口選手、4番バレンティン選手に加え、守護神石山投手まで離脱です。ここまで主力が同時に離脱するのは、チームの危機です。

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主力の離脱は、若手選手にとってはチャンスとも言えます。

坂口選手に代わりリードオフマンを勤める、太田選手(22)

バレンティン選手の穴を埋める令和の怪物、村上選手(19)

石山投手に代わりクローザーに指名された、梅野投手(20)

今日はまさにこうした若手選手の活躍で、勝利を掴みました。選手層の底上げを図ってきたチームスタッフの狙いが実を結んだ、今季を代表するナイスゲームでした。

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19歳村上選手は決勝点となるホームラン

チーム単独トップとなる9号ツーランホームランが、結果的に決勝点となりました。逆方向でも左翼席中段に飛ばせるホームランは、早くも村上選手の代名詞の感すらあります。本人もしっかりと自分の強みとして認識できているようです。

9本中4本が逆方向への本塁打。「次の打者につなげるため、四球でも出塁できたらと思っていた。自信を持って、逆方向に飛ばせるんだという気持ちで打席に入っている」と明かした。

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ホームランだけでなく、選球眼やカットする技術など、打撃全体のレベルも上がっています。守備については、今日は失点に繋がるエラーもあり、まだ反省点はあります。

ただ開幕して1ヶ月強での打撃の成長ぶりは目を見張るものがあります。きっと守備も同じようにレベルアップして、まさに令和の怪物と呼ばれる存在となってくれるはずです。

 

20歳梅野投手プロ入り初セーブ

石山投手の離脱で、急遽クローザーに指名されました。即座にセーブ機会がやってきて、見事にプロ入り初セーブを挙げました。

150km/hを超える速球は球威十分でしたし、福留選手を2球で追い込んだフォークボールもよくキレていました。マウンドの雰囲気もとても落ち着いているように見え、今後ストッパーとして君臨していくイメージも湧かせてくれる投球内容でした。

夢の舞台と表現した締めのマウンドに、実は「緊張しまくった」と言う。それでも表情は平静。持ち前の度胸が生きた。

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主力の離脱は、若手の成長のチャンス

プロ野球に限らず、ビジネスの現場でも転職・異動や別プロジェクトへのアサインなどで、主力がチームを離れることはあると思います。確かにチームにとって痛手ですが、若手にとってはそのポジションを掴み成長する非常に良い機会です。

もちろん若手自身がその機会をものにするためには、入念な準備が必要です。チームとしての底上げが十分に出来ていてこそ、若手はその機会を生かすことができます。

 

スワローズの小川監督は、一貫して”チームの底上げ”を唱えていました。

チームとしては優勝という目標があるので、ひとりひとりのレベルアップとチームとしての底上げが重要 

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今日のスワローズのゲームでは、まさにチームとしての底上げの効果が出た試合でした。不動のリードオフマン、4番、守護神を欠いたチームであっても、代役の若手たちがしっかり結果を残して勝利に貢献しました。

役割をこなし成功体験を積んだ彼らは、今後ますます成長して活躍を見せてくれると思います。そこに坂口選手、バレンティン選手、石山選手が怪我からチームに戻ってきてくれれば、十分に日本一を目指すことができると思います。

若手の躍動と、離脱してしまった主力の怪我からの回復を願うばかりです。