昨日はカープに完封負け。開幕カードでは敵地で3タテした相手ですが、もし今日も落としてしまうと去年の記憶もよぎり始めるので、何としても勝ちたい1戦でした。
結果は4-2で見事勝利。さすがカープと言うべきか、途中なんどもヒヤヒヤしましたが、選手の皆さんは、強い気持ちを持って最後まで戦ってくれました。本当に嬉しい会心の勝利でした!!
荒木選手の先制ホームラン、高梨投手の力投、青木選手・バレンティン選手そして山田選手の1発、また青木選手のエラーから招いたピンチを近藤投手が見事火消し、最後は石山投手が危なげなく締め5セーブ目。ドラマになるシーンがいくつもあり、今日現地で観戦できた方は幸せだと思います!
高梨投手、ホーム神宮での初勝利!
先発の高梨投手。過去のカープ戦は、2016年6月8日の1試合のみ。その試合では、5回を投げ自責点1で勝利投手になっていました。カープへの苦手意識もないだろうということで、今日の試合も期待していました。
何度かピンチを迎える場面もありましたが、要所を締め6回自責点0のナイスピッチング。特に5回ノーアウト1,2塁のピンチで、石原選手にバントさせなかったシーンは見応えがありました。荒木選手が1塁からチャージし、上手くプレッシャーをかけていたのもポイントです。そして続くバティスタ選手を三振、田中選手をライトフライに打ち取り、スワローズファンを大喜びさせてくれました。
ピンチを脱し、グラブを叩いて喜んだ高梨。「本当にうれしかったですし、あの回はすごい冷静に投げることができて、ああいう結果になったと思います」と振り返った。
無失点ももちろん素晴らしいですが、内容も8奪三振無四球。パ・リーグよりもパワーピッチャーの少ないセ・リーグでは、今日ぐらいのバランスが良いのかもしれません。
青木選手 初打席ヒットなら勝利のジンクス
今日までの25試合。
青木選手が初打席にヒットを打った試合のスワローズ
10試合 9勝1敗
青木選手が初打席に凡退した試合のスワローズ
15試合 4勝10敗1分
勝利のオッズ比は、22.5! p-value < 0.05
統計的にも、青木選手が初打席ヒットならスワローズの勝率がグッと高まります。
そして注目の第1打席は、センター前ヒット!!
この時点で勝利の確率が非常に高くなりました!
結果的には初回には点は入りませんでしたが、2回には荒木選手が見事なホームラン。スワローズにとって久しぶりの得点。さらに3回には青木選手自身にもホームランが飛び出します。さらにさらにバレンティン選手もホームラン。こうなると「俺も行くでしょ」と言わんばかりに、5回には山田選手のホームランで貴重な追加点。先日の巨人戦に続く主軸3人のホームラン揃い踏みです。
青木選手が流れを作り出すと、他の選手たちに本当にいい影響が出ます!
今日は、それだけではありません。
8回に青木選手のエラーでノーアウト2塁のピンチを招いてしまった場面。1発出れば同点、打ち込まれれば逆転もあり得ます。カープファンのボルテージも絶好調。ここで逆転されると、青木選手も周囲も相当辛い場面でした。しかし近藤投手-中村捕手のバッテリーは2つの三振を奪うなど、見事0点に抑えます。
青木選手がベンチに戻る時、ハニカミながら近藤投手に一礼しハグしていたシーンはとても印象的でした!今度は周りの選手が、青木選手を支えた瞬間でした。
最後9回は青木選手もセンターで見守る中、守護神の石山投手が危なげなく3人で抑えてゲームセット。青木選手の初打席ヒットのジンクス通り、見事スワローズが勝利を収めました。まさに会心の勝利。ファンとしてもとても嬉しい白星でした。