BAR ツバメ

今宵も、ビールとウィスキーと東京ヤクルトスワローズ

7/2 ○9-5 vs広島|村上選手サヨナラ満塁弾

4番村上選手が試合を決めた。

最高のゲーム。こんな日は特にビールが美味しい。

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Japanese Spirit 強烈なホップ香のペールエール

もはやリーグを代表する4番打者

9回裏、ノーアウト満塁で4番 村上選手。

見ているファンでさえ、緊張で手に汗握る場面だったけれど、村上選手は冷静にサヨナラホームランを神宮のライトスタンドに叩き込んでくれた。

まさに、最高の場面で、最高の選手が、最高の結果を残してくれた。

 

シーズン前、高津監督は4番村上についてこんな風に語っていた。

「よっぽどのことがない限り、外すことはない。それも4番打者の宿命。本当の4番打者に育てるためには、外すことがいいとも思わない。使い続ける覚悟でいます」

移籍したバレンティン選手に代わり、4番を任せる村上選手。

昨年、36本塁打を放ち新人王を獲得したとはいえ、まだ20歳。シーズンの中で壁に当たり、周囲から4番交代の声も上がるであろう可能性も想定した上でのコメントだったと思う。

高津監督なりの覚悟と優しさが詰まった素敵なメッセージだと思った。

 

ところが、今やそんな覚悟も優しさも取り越し苦労になりそう。笑

開幕11試合目にて、押しも押されもしない4番打者になった。4番は村上選手以外、全くイメージできない。

 

試合後のヒーローインタビューで語っていたように、開幕戦の10回裏2死満塁 一打逆転サヨナラの場面で三振を喫してしまったシーンの借りをきっちり返してくれた。

(その開幕戦も村上選手は2安打2打点の活躍を見せており、村上選手が打てないなら負けてもしょうがないという気持ちだったけど。)

ヤクルト・村上 何とか1点取ろうと思って打席に入りました。素直にうれしいです。開幕戦で満塁で回ってきた時に三振をしてしまったので、その借りを返せたかなと思います。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/07/02/kiji/20200702s00001173396000c.html 引用

それにしても今シーズンの活躍ぶりは目をみはる。

4番打者として、鈴木誠也選手や岡本選手を抑えてリーグトップの13打点をあげている他、各指標も素晴らしい。

開幕11試合目の数字なので、昨年の数字と比べるのは乱暴かもしれないが、新人王を獲得した昨年と比べて全ての数字で上回っている。

昨年も素晴らしい成績だったが、今年の成績は本当に凄みがある。

2020.7.2 時点

打率 / 出塁率 / 長打率 .375 / .468 / .700

打数/本塁打率 13.3(40打数 3本)

打数/三振比率 5.0(40打数 8個)

 

2019

打率 / 出塁率 / 長打率 .231 / .332 / .481

打数/本塁打率 14.1(511打数 36本)

打数/三振比率 2.8(511打数 184個)

今シーズンは長打力だけでなく、確実性もかなり増している。課題だった打率も圧倒的に向上している。

並行して三振もかなり減っている。昨年リーグ最多の184三振を喫したが、今年はほぼ半分のペースに抑えられている。このままシーズンが終われば、120試合と試合数が少ない影響もあるが、100三振を下回る可能性も十分ある。

 

これでまだ20歳と成長過程の真っ只中にいる選手。

応援するチームの4番に、令和を代表する若き大砲が座っている喜びを噛み締めたい。

 

2つ目の勝因はビハインドでの粘り

今日の1番の勝因は、ヒーロー村上選手だと思う。

ただもう1つの勝因は、0-4のビハインドからの粘りだったと思う。

 

まずは序盤に4失点しファンの心が少し折れかけていた3回裏に、西田選手のホームラン。

本人としては17年以来のホームランで大きかったと思うし、ファンとしてもここからまだやれる!という気持ちに変えてくれた貴重な1発だった。

 

もう1人の殊勲者は星投手。

西田選手のホームランの後から3回を1失点で抑えてゲームを引き締めてくた。

今シーズン初登板。先頭のピッチャー九里選手にヒットを許し、カープ相手にずるずる失点を重ねてしまう展開も頭によぎったが、長野選手をツーシームで併殺に打ち取ったことで星投手も流れに乗れたと思う。

110.1イニングを投げたルーキーイヤー以降、年を追うごとにイニング数を減らしてファンをやきもきさせていた星投手だが、今日は素晴らしい投球を見せてくれた。

2016年の神宮奉納試合で感じたワクワクするピッチングを思い出した。

meisupo.net

しばらくはビハインドでの登板機会は多いと思うが、今日のようなピッチングを続けてくれればチームとして本当に貴重な存在だと思う。

まだ26歳。来シーズンにも先発ローテを争う存在になってもおかしくないわけで、ロングで結果を残していってほしい。

 

そして西浦選手。2度の同点ホームランは本当に痺れた。

昨シーズンのケガを乗り越えた今シーズン。エスコバー選手の入団もあり出場機会も限られているなか、先日のサヨナラ弾に続き、今日も素晴らしい結果を残してくれた。

逆境に強い、頼もしい選手だと思う。

 

 

それにしても、特に勝った日のビールは最高に美味しい。

こちらは日本酒で有名な黄桜ブランドのビール。

ホップのフルーティーな香りが好きな方にはオススメ。