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今宵も、ビールとウィスキーと東京ヤクルトスワローズ

7/3 ●4-5 vsDeNA|ヤクルト3回裏の采配

3回裏の攻撃、同点に追いついたあと代打攻勢を仕掛けるべきだったかについて考えながら、レモンサワーを飲む。

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同点に追いつき、なおも1アウト満塁で、嶋選手 → 石川選手と続いた場面。

相手は好投手、今永投手。

次にこんな絶好のチャンスが来る保証はなく、ここで代打攻勢を仕掛けても良いタイミングだったと思う。

それでも高津監督は、代打を送らず2人にかけた。

結果は追加点を奪えず、次の回に勝ち越しを許し、このまま敗れた。

・・・

ファン目線で代打策を取らなかった背景を考えてみたけど、やはり個人的には代打策を見たかったと思う。

気持ちを整理するために、思いつく限り、采配の背景を紐解いてみた。

背景1)石川-嶋バッテリーにかけた

ここまで2試合好投しながら勝ちのない石川投手、そして2試合ともバッテリーを組んでいる嶋捕手に報いたい気持ちは、痛いほど分かる。

開幕投手を務めた石川投手に今シーズン初勝利がつけば、チームはさらに勢いがつく

先週の巨人戦で高津監督が見せた執念の継投もその意思の現れだと思うし、僕はそういう采配が好きだ。

swallows.hatenablog.jpだからこそ、嶋-石川の打順で点が取れなくても構わないと腹を括った采配も、場合によってはありだったと思う。

しかし、

今日の試合に限っては、石川投手の勝ちにこだわる必要はそこまでなかったと思う。

石川投手は、3回を被安打7, 与四球3と本来のピッチングとはかけ離れた内容。

この内容でシーズン初勝利をしても、(もちろん本人もチームも嬉しいだろうけど)チームが爆発的に勢いづく訳ではなかったと思う。

であれば、代打策で確実に勝ち越しを狙って欲しかった

 

背景2)代打のカードを温存

まだ3回。DeNAは中継ぎ陣が盤石ではないため、後半に代打のカードを温存したかったという考えはよく分かる。

実際に切り札の荒木選手を、6回の一打同点の場面に投入している。

しかし、

西田選手を3回から投入しても良かったのでは?

ここ最近出番のない廣岡選手にかけても良かったのでは?

小技の出来る上田選手なら、最低限転がして1点奪えたのでは?

打率.158の嶋選手と、ピッチャー石川選手に打席に立って貰うよりは、得点期待値は高いはず。

少なくとも、ここ最近出番の少なかった廣岡選手を温存するのは勿体ない。(6打数3安打とはいえ、打率.500!!!)

結果論だが、やはり代打策をとって欲しかった

 

背景3)リリーフ陣を温存

ここ数試合、先発が早いイニングでマウンドを降りて、リリーフ陣に負担をかけていた。

直近2試合、勝ちパターン3投手は連投だった。

梅野投手(前々日17球、前日13球)

マクガフ投手(前々日9球、前日16球)

石山投手(前々日24球、前日13球)

明日明後日のゲームを考えても、あまりリリーフ陣を酷使したくない状況だ。

そういった意味で、石川投手には3回裏では代打を送らず、なんとか5回まで投げてもらいたかったのは分かる。

確かに、

石川投手に代打を送り、4回からは寺島投手にスイッチして、できれば6回くらいまでロングリリーフを任せるという選択肢もあったと思う。

そうすればリリーフ陣を休ませて、明日以降の戦いも有利に進めることが出来る。

ただ、

同点で寺島投手にロングを託すまでは、判断しきれなかったんだと思う。

今シーズン寺島投手は、よく抑えている。実際に6/28の巨人戦では、ロングリリーフでもしっかりと結果を残している。ただし大きくビハインドの展開で。

寺島投手よりも、調子が悪いなりに石川投手に凌いでもらう可能性に賭けたのだと思う。

 

厳しい言い方になってしまうけれど、寺島投手への信頼感が、3回裏に代打攻勢を仕掛けなかった要因の一つなのかもしれないと感じた。

仮に昨日のように3点ビハインドなら、躊躇なく代打攻勢を仕掛け、4回から寺島投手を投入したんじゃないかと思う。

 

こう考えれば、石川投手に代打を送らなかった理由も分かる気がする。

嶋選手に代打を送らなかったのは、開幕からバッテリーを組んでいる石川投手との関係性を考えてのことだろう。

実際のところ、ヤクルト首脳陣がどういう考えで代打策を取らなかったのかは知る由もないけど、個人的にはこの理由が一番しっくりくる。

 

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ちなみに厳しい言い方をしたけれど、僕は寺島投手を心の底から応援している。

2016ドラフトで1本釣りした時の喜びは今も覚えているし、将来はヤクルトの左のエースになると信じている。(高橋投手と並び)

そして今日の試合も9回を無失点で抑えている。

徐々に首脳陣の信頼を掴みつつあると思うし、次に同じような展開が来れば、きっと同点の場面でもロングリリーフを任されると思う。

 

7/2ビハインドの場面で好投し逆転を呼び込んだ星投手しかり、信頼できるロングリリーフがいれば早い回から積極的に代打攻勢を仕掛けられる強みがある。

寺島投手や星投手がこの役割をきっちり果たしてくれれば、スワローズの逆転劇ももっともっと楽しめると思う。2投手にとっても飛躍の良い機会になるはずだ。

 

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 かなりスッキリしてうまい。正直うまい!